原子力規制委員会は11月20日、関西電力美浜原発(福井県美浜町)の敷地内にある破砕帯(断層)が活断層かどうか評価する専門家会合を設置することを決定しました。12月5日に第1回会合を開き、7、8の両日に現地調査を実施します。規制委による敷地内破砕帯の調査は日本原子力発電敦賀原発などに続く5ヵ所目となります。
専門家会合のメンバーは、規制委の島崎邦彦委員長代理と、関係4学会から推薦を受けた4人で構成。
関電は、7月末に報告書を規制委に提出。敷地内破砕帯は後期更新世以降の活動はなく、敷地近くを通る白木‐丹生断層との関連性は認められないとしています。美浜原発敷地内破砕帯は原子炉建屋直下を通るものもあり、活断層と認定されれば廃炉となる可能性もあります。