「核のごみは北海道にいらない」―。日本共産党道委員会は1月22日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の調査を受け入れた寿都(すっつ)町長と神恵内(かもえない)村長に撤回を求める署名を呼びかけました。
「核ゴミNO!」の横断幕を掲げた札幌駅前の宣伝。市民が次々に足を止めました。
「核のごみを持ち込むのは絶対だめ」と署名した85歳の男性は「補助金をえさに、自治体に受け入れさせる国のやり方はおかしい。その金はコロナで困っている庶民の暮らしを守る方で使えと言いたい」と話します。
「共産党に頑張ってもらって菅政権を終わりにしてほしい」という51歳の女性は「道に限らず日本のどこにも核ごみを捨てるのは許せません。原発を動かすからで、原発ゼロの日本にするしかない」とサインしました。
寿都町では、町民有志が受け入れの賛否を問う住民投票条例制定に反対した議員の辞職を求める直接請求署名運動が始まります。
はたやま和也前衆院議員・北海道比例候補は「反対運動をしている住民は、温かく環境のいい町にしたい愛着を感じています。全道から署名を進め、両町村の住民を励ましていきましょう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2021年1月24日より転載)