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大飯原発4号機 再開前に検査へ・・関電

 関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町、定期検査中)の1次系ステンレス配管の溶接部付近で亀裂が見つかった問題で、関電は同じく定期検査中の同4号機の運転再開前に追加の検査を実施する方針であることが、13日の原子力規制委員会の定例会で報告されました。

 関電は、今回の亀裂について応力腐食割れと報告していますが、その原因などについて現在も調査中です。規制委からは、廃炉中の原発の配管を比較のために調べるなど、原因調査を徹底するよう求める声がありました。

 4号機について関電は、今回亀裂が見つかった部分と同じような条件にあると評価した溶接部43カ所について超音波探傷試験を実施して、配管の健全性を確認すると説明しています。原子力規制庁は、その結果などについて検査の中で確認していくとしています。

 関電は、今月17日に4号機の発電を開始する当初の予定に変更はないとしています。

(「しんぶん赤旗」2021年1月14日より転載)