鹿児島・薩摩川内
九州電力が12月22日、テロ対策施設(特定重大事故等対処施設)の建設の遅れで停止していた川内(せんだい)原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉を起動するのを前に、同日午前、「ストップ川内原発!3・11鹿児島実行委員会」が、同原発のゲート前で抗議集会を行いました。
約40人が参加し「川内2号機再稼働反対」「1号機も今すぐ止めろ」とシュプレヒコールを上げました。
地元住民などがリレートーク。「原発がなくても十分電気は足りている。原発を動かす理由はどこにもない」「県民の命と安全を守るために一刻も早く原発のない社会を実現しよう」などと訴えました。
日本共産党の井上勝博市議、たいら行雄県議、山口初美日置市議、木下香里いちき串木野市議候補も参加しました。
2号機は、新規制基準で設置が義務付けられたテロ対策施設の設置期限に間に合わず、定期検査を前倒し、5月から運転を停止して工事を進めてきました。今月16日に国内の原発で3例目となるテロ対策施設が完成したことを受けて、22日夜に原子炉を起動、24日に発電を再開し、1月22日に通常運転へ復帰する予定です。
(「しんぶん赤旗」2020年12月23日より転載)