おおい町議(日本共産党)の猿橋巧さんの話 基準地震動の算定根拠となる活断層や周辺の断層の影響を過小評価してきたのが日本の原子力行政です。大飯原発でも、付近にある活断層と周辺の断層が連動することで大きな地震や津波が発生すると指摘されてきました。まだ不確定な部分も多くありながら、国は関西電力の都合のいい数字で再稼働を認めてきました。
今回の判決が確定すれば国の審査も空虚なものになり、これまで以上に厳重な対策をしなければ再稼働ができない状況になります。国と関西電力は判決を受け止めるべきで、再稼働を進めることはもってのほかです。
大飯原発では1、2号機の廃炉が決まっています。原発に頼らない町づくりを推進していきたい。
(「しんぶん赤旗」2020年12月5日より転載)