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おはようニュース問答・・民意無視の女川原発再稼働「地元同意」

震災で重大事故寸前になった女川原発=2015年、茨城県女川町

 みどり 東北電力の女川原発2号機の再稼働に対して、宮城県の村井嘉浩知事が同意を表明したね。

 陽子 立地自治体の石巻市と女川町の亀山紘市長、須田善明町長も同意を表明。知事は、梶山弘志経済産業相に「地元同意」を伝えたらしいわね。

同意に反対57%

 みどり 地元同意というけれど、地元紙の世論調査(河北新報・10月27日付)では、知事が「地元同意」すべきかについて、「いいえ」が「はい」の倍近くの57%に上ったそうじゃない。

 陽子 2019年には、再稼働の是非を問う住民投票条例制定を求める署名が必要数の約4万を大きく超えて11万人余りも集まり、県議会に提出された。でも自公の議員が反対して否決したんでしょ。

 みどり 今年3月にも、野党4会派が宮城県議会に提出していた同様の条例案を自民党会派などは、提案理由の説明や討論を行わずに、採決を強行し否決したそうよ。

 陽子 県内の民意を問うことを恐れているね。

 みどり それだけじゃないわ。女川原発の再稼働に反対する周辺の自治体の意向も無視されているわ。原子力災害時の避難計画などの策定が義務付けられている30キロ圏内にも、再稼働反対を表明している自治体があるのに。

避難とても困難

 陽子 多くの地域で避難計画の実効性が問題になっているしね。女川原発は、半島の中ほどにあって、ただでさえ山道の多い地域でしょ。さらに自然災害との複合災害にでもなれば、避難はとても困難よ。

 みどり 自治体が住民の安全に責任を負うなら、避難計画の実効性を確認できなければ再稼働に同意はできないはずよ。

 陽子 政府は女川原発2号機が原子力規制委員会の審査に「合格」するとすぐに、地元に再稼働に同意するよう求めたそうね。

 みどり 政府は住民の安全より、原発再稼働推進ね。

 陽子 東北電力は、再稼働に必要な対策工事の完了時期を22年度としているけど、今後も再稼働反対の世論を盛り上げないとね。

(「しんぶん赤旗」2020年11月21日より転載)