首都圏反原発連合(反原連)は11月6日、首相官邸前抗議を行いました。
関西電力大飯原発4号機(福井県)が定期検査のため停止。国内で稼働している原発は、九州電力玄海原発4号機(佐賀県)のみとなりました。
参加者は、温暖化対策を口実に原発再稼働に固執し、原発の新増設を否定しない菅政権を批判し、「玄海4号、いますぐ止めろ」「時代遅れの原発やめろ」「原発増設絶対反対」と声をあげました。
2年ほど抗議に通っているという東京都葛飾区の男性(50)は「原発をやめる世界の流れに逆行しています。原発事故の被害者への補償を打ち切っている国や東電の姿勢は許せません」と批判。「事故から10年近くになりますが、風化させず、原発をなくすために声をあげていきたい」と語りました。
参加者は、東京電力福島第1原発で発生している汚染水の海洋放出の中止、東北電力女川原発の再稼働断念などを訴えました。
(「しんぶん赤旗」2020年11月7日より転載)