愛媛県伊方町の四国電力伊方原発ゲート前で10月25日、第34回伊方集会が開かれ、座り込みと四国電力に抗議・要請の後、ビラを町内にポスティングしました。県内外から党派や立場の違いを超えて集い、スピーチし、歌い、語り合い、交流しました。主催は、原発さよなら四国ネットワーク。
四国4県や大分、広島県などから80人が参加。日本共産党の和気数男西予(せいよ)市議や、市民派の武井多佳子県議、田渕紀子松山市議らが参加しました。
原発さよなら四国ネットワークの大野恭子さんは「先日、愛媛県が行った避難訓練では、天気が悪くてヘリコプターが飛べず、船を出すのも小規模になり、避難は非現実的だということを地元の人たちも認識されたと思う」と述べ、伊方原発の廃炉を訴えました。
伊方町在住で日本共産党南予地区委員の遠藤素子さんは「ことし1月には制御棒を引き抜くなど大変な事故が相次いだ。こうした事故が大地震と一緒に起こったらどうなるのか、と住民は毎日不安に駆られている」と力を込めました。
参加者は、乾式貯蔵施設建設に反対し、伊方原発すべての廃炉を要求する抗議・要請文を四国電力に渡しました。
(「しんぶん赤旗」2020年10月28日より転載)