日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 「核のごみ反対貫け」・・党道委員会と道議団 知事に要望

「核のごみ反対貫け」・・党道委員会と道議団 知事に要望

中野副知事(右)要請する真下氏(中央)ら=19日、北海道庁

コロナ対策も

 国民の命と健康を守るのは政治の最優先課題と、日本共産党道委員会と党道議団は19日、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)処分場選定への文献調査応募反対を貫くことや、新型コロナ感染症対策をはじめ2021年度予算について、鈴木直道知事に要望しました。

 真下紀子団長、菊地葉子、宮川潤両道議、畠山和也前衆院議員が訪れ、中野祐介副知事が応対しました。

 不安と怒りがますます広がる寿都町(すっつ)町と神恵内(かもえない)村の核のごみ調査の受け入れ。真下氏は「核のごみ最終処分場は、周辺自治体が反対しています。知事にも住民の声を聞くよう要望します」。菊地氏は「2自治体だけの問題ではない。条例を順守することが重要です」と求めると、中野副知事は「最終処分場を受け入れる意思はない」と答えました。

 全国最初の「緊急事態宣言」を出した鈴木知事、続く安倍首相の「宣言」で自粛が長期化し、大打撃を受けている医療機関の減収補填(ほてん)を実施するよう求めた宮川氏。「歯科の閉鎖が増えているという。医科も借金して今後が見えない状態になると見込まれる。支援を手厚くしてもらいたい」と訴えました。

 畠山氏は「クラスター(感染者集団)が起きている日高管内では、検体の採取はできるが検査ができないと聞いている。きめ細かな道の支援が必要です」と強調しました。

(「しんぶん赤旗」2020年10月20日より転載)