“自然とともに生きるなら原子力はいらない”のボードを上げ、「北海道に核のごみはいらない」と唱和が響きました。「さようなら原発1000万人アクション北海道」実行委員会、戦争をさせない道委員会は10月18日、「STOP再稼働、さようなら原発北海道集会」を開きました。
秋晴れの札幌市の大通公園。全道各地から400人が駆けつけ、寿都(すっつ)町長、神恵内(かもえない)村長が原発から出る高レベル放射性廃棄物・核のごみの最終処分場選定の文献調査受け入れに抗議しました。
「札束をちらつかせて手を上げさせる国のやり方は許せない」と憤る札幌市南区の斉藤代志美さん(72)は「自然豊かな北海道に核のごみを捨てさせるわけにはいかない」。
「一自治体だけではなく道全体の問題」と中央区の男性(69)。「処分方法が決まってないのに、原発を動かす自体がおかしい」と語気を強めました。
集会呼びかけ人の小野有五北海道大学名誉教授、麻田信二道生協連会長、清末愛砂室蘭工業大学大学院准教授らが訴え。「子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会」の槌谷和幸氏は「住民投票条例をつくらせ、町長一人の判断で勝手にできる状況を変え、核のない町をつくりたい」と決意を込めました。
日本共産党の畠山和也前衆院議員、立憲民主党の道下大樹衆院議員が訴えました。
(「しんぶん赤旗」2020年10月19日より転載)