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女川原発再稼働反対 宮城の女性議員有志が会結成・・超党派 61人が参加

一番町商店街で宣伝する女性議員=27日、仙台市

 宮城県にある東北電力女川原子力発電所(女川町・石巻市)の再稼働に反対する超党派の「みやぎ女性議員有志の会」が9月27日、結成されました。

 仙台市で開かれた設立総会には30人が参加し、「脱原発県議の会」の佐々木功悦会長が連帯のあいさつをしました。日本共産党の福島かずえ県議が結成までの経過を説明し、現職42人、元職19人の計61人が賛同していると報告。現職は、県内全女性議員89人の半数近くに上ります。

 各議会での議論を女川町や石巻市、加美町、仙台市、岩沼市、県の各議員が報告し、「賛成派は、『規制庁が大丈夫と言った』『国策だから』など思考停止状態だ」「市民と議員の意識にギャップがある」などと発言しました。

 ゆさみゆき県議(立憲民主党)が、市民との意見交換会や学習会の開催など、行動計画を提案。16人の世話人を選出し、結成を確認しました。

 参加者は集会後、一番町商店街で宣伝。交代でマイクを握り「子や孫に、負の遺産を手渡すわけにはいきません」と訴え、拍手をする女性や自転車を止めてじっと聞き入る男性など注目を集めました。演説を聞いていた青葉区の女性(46)は「子どもを育てる身として、再稼働は絶対反対です」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2020年9月29日より転載)