東北電力女川原子力発電所(女川町・石巻市)の再稼働を止めようと呼びかける宮城県民集会が9月26日、仙台市の錦町公園で開かれました。全県から参加した800人を超える市民が一番町商店街などをデモ行進し、「女川原発再稼働反対」の声を響かせました。
主催者を代表してあいさつした篠原弘典氏は、女川原発の再稼働がヤマ場を迎えていると指摘。「村井県政は再稼働の流れをつくろうとしているが、世論調査は6~7割が反対であり、民意ははっきりしている。民意をアピールしよう」と訴えました。
女川町の阿部美紀子町議は、「故郷を逃げる訓練が必要なんておかしいし、悲しすぎます。負の遺産を子どもたち、未来の人たちに残してはいけない」と強調。石巻市の原伸雄氏は「いま、国策という妖怪が徘徊(はいかい)し、新しい安全神話を振りまいている。私たちは知恵と力を集め、たたかいを続けよう」と呼びかけました。
脱原発県議の会の佐々木功悦会長は「私たち20人の議員は、市民のみなさんと連携し、議会の流れを変えるために最後までがんばる決意です。みなさんとともに、原発のない社会をつくりましょう」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2020年9月27日より転載)