自民党は原発やめろ・・反原連が官邸前抗議
首都圏反原発連合(反原連)は、安倍晋三首相が辞任の意向を表明した8月28日、首相官邸前抗議を行いました。
メンバーは、「原発ゼロ」を求める国民多数の声を無視し、原発の再稼働や輸出などに固執し原発推進を続けてきた安倍政権を批判し、次の政権が国民の声に従って原発ゼロに転換することを要求。「自民党は原発やめろ」「新内閣は原発ゼロに」「再稼働反対」とコールしました。破たんした核燃料サイクルからの撤退、輸出方針の撤回、野党が共同提出している原発ゼロ基本法案の審議、東京電力福島第1原発事故による汚染水の海洋放出反対を訴えました。
抗議は、新型コロナウイルスの感染拡大への対策として、エリアを首相官邸前に限り、オンラインで配信しました。
福島第1 国基準を超える汚染水・・2万7600トン増える
東京電力福島第1原発で発生している汚染水から62種類の放射性物質を国の放出基準値未満まで低減できるとされる多核種除去設備(アルプス)で処理した後の水のうち、処理が不十分で基準を超えている分について、東電は27日、2万7600トン増えたと発表しました。
東電によると、タンクにたまっている処理水は6月30日現在、約110万6000トンで、うち7割余の約80万8000トン(今回の増加分を含む)が基準値を超えています。今回増加したのは、アルプスの除去対象ではなかった放射性物質「炭素14」(C14)を追加して評価した結果。
東電は、基準を超えたものは「二次処理」(再浄化)するとしており、9月半ばにも試行すると発表しています。
(「しんぶん赤旗」2020年8月29日より転載)