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鹿児島県知事選あす告示・・横山氏、川内原発停止掲げ

横山ふみ子候補

 鹿児島県知事選が25日告示(7月12日投開票)されます。日本共産党は、政治団体「原発ゼロ・九条実現めざす1万人の会」の横山ふみ子氏(医師)=無所属新=を推薦して支援に力を尽くしています。

 知事選には、自民、公明の推薦を受ける現職の三反園訓氏など7人が立候補を予定。三反園氏は、前回の知事選で立候補予定だった、「とめよう原発!かごしまの会」の平良行雄氏(現共産党県議)と川内(せんだい)原発停止などの政策合意を結び、候補を一本化して当選したものの、その後、原発の稼働を容認。県の専門家委員会に原発反対派を入れるとの約束をほごにし、再三にわたる面会の要請にも応じませんでした。

 知事選では、公約をふみにじる現職に対し、どの候補が川内原発停止などの県民の願いを実現できるのかが問われています。

 横山氏は候補者の中で唯一、九州電力川内原発(薩摩川内市)1・2号機の即時停止、20年延長運転反対、3号機増設の「知事合意」白紙撤回を掲げています。

 横山氏は、福島原発事故後、3年間、毎月東北で無料健診を実施。放射能の影響を把握するため疫学調査団を設立し、現在も活動を続けています。有権者からは「本物の脱原発の候補者は横山さんしかいない」と期待の声が寄せられています。

 横山氏は、かごしま九条の会の初代共同代表の一人。9条を守り、県民の安全を守る立場から、馬毛島への米軍FCLP訓練移転阻止を訴えます。

 横山氏は医師として、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、早期診断・治療が行えるよう、対策の拡充を訴えています。

(「しんぶん赤旗」2020年6月24日より転載)