日本共産党の志位和夫委員長は5月13日、国会内の記者会見で、原子力規制委員会が日本原燃再処理工場(青森県六ケ所村)の安全審査で、事実上の合格証となる「審査書案」をまとめたことについて問われ、「六ケ所村の再処理工場を動かすことは問題外です」と批判しました。
志位氏は、原子力発電所の使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出し、燃料として再利用する核燃料サイクルは「完全に破綻している」「再処理自体が危険なだけでなく、再処理によってつくられる『燃料』の使い道もない」と強調。「サイクルが破綻しているもとで審査を進めるのは断固反対で、認めるわけにはいきません」と主張しました。
(「しんぶん赤旗」2020年5月14日より転載)