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高浜原発 蒸気発生器細管損傷・・関電 異物原因と推定

 関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)の蒸気発生器で細管5本から損傷が見つかった問題で原子力規制委員会の公開の検討会合が12月6日、開かれ、関電は配管内に混入した異物が原因とする推定を説明しました。

 関電は10月、4号機の定期検査で細管の全数検査を実施した結果、3台ある蒸気発生器のA、Bに各1本、Cに3本の減肉が認められると規制委に報告。1・3ミリの細管厚さに対して減肉率40~60%でした。

 その後、小型カメラの観測などを実施し、11月28日に原因や再発防止について報告しました。

 関電は原因について、異物が前回定期検査時に配管内に混入し、原子炉の起動後に蒸気発生器に到達したなどと推定。一方、損傷を起こしたと考えられる異物は、蒸気発生器内などから見つからなかったとしています。

 規制委側は、昨年も高浜原発3号機で異物によるとみられる蒸気発生器細管の損傷が見つかっていることなどから「高浜で、なぜこんなに起きるのか」などの意見が出ました。

 今後、報告書を評価するための会合などが予定されています。

(「しんぶん赤旗」2019年12月7日より転載)