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2号機排気成功せず 福島第1・・規制委検討会で報告

 東京電力福島第1原発事故で2号機のベント(排気)が成功していなかったとする調査結果が、11月28日の原子力規制委員会の検討会で報告されました。

 報告によれば、現地調査の結果、2号機ベント時にガスが流れる配管の途中に放射性物質による汚染がほとんど確認されない箇所がありました。一方、1号機の同様の箇所では数千ミリシーベルトの汚染がありました。

 このことから検討会では、事故時に2号機格納容器からの排気は一度も成功しなかったとの見方で一致しました。

 2号機のベントは事故当時から、成功していなかったとみられていましたが、今回の調査で裏付けられた形です。

 同検討会は10月に約5年ぶりに再開。約1年かけて報告書をまとめる予定です。

(「しんぶん赤旗」2019年12月1日より転載)