首都圏反原発連合(反原連)は11月29日、首相官邸前抗議を行いました。原子力規制委員会が27日、東北電力女川原発2号機(宮城県)について再稼働に必要な新規制基準に「適合」するとの審査書案を了承。東日本大震災で被災した原発としては、2基目です。体の芯から冷える夜、参加者は「女川原発再稼働反対」「安倍政権は原発やめろ」のコールを響かせました。
国会正門前では、参加者がマイクを持ってスピーチしました。東京都練馬区の女性は、女川原発と同じく東日本大震災で被災し、規制委が「適合」の審査書案を出している日本原電東海第2原発の再稼働反対を申し入れたことを報告。「東京から120キロ。避難計画も机上の空論だ」と述べ、女川原発も東海第2原発も再稼働させてはならないと訴えました。
さいたま市の男性は「女川原発の再稼働容認などとんでもない」と述べるとともに、関西電力の原発マネー問題の事実究明を求めました。
(「しんぶん赤旗」2019年11月30日より転載)