日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 原発反対 英国で「金曜行動」・・「何もしないのは次世代への罪」

原発反対 英国で「金曜行動」・・「何もしないのは次世代への罪」

日本大使館前で、日本の原発再稼働や英国の原発新規建設への反対を訴える市民グループの人たち=29日、ロンドン(伊藤寿庸撮影)

 【ロンドン=伊藤寿庸】ロンドン在住の日本人でつくる反原発団体が11月29日、日本大使館と東京電力ロンドン事務所前で、日本の原発再稼働反対を訴えました。2011年の福島第1原発事故以来、日本の官邸前行動に連帯して毎週金曜日に続けています。

 「反原発在英日本人の会」や英国人の団体「キックニュークリア」、核軍縮運動(CND)の主催。チラシを配りながら、福島のような事故は英国でも起こる可能性があるとして、英国での原発新規建設反対や、原発のない社会の実現を訴えました。

 「日本人の会」を主宰する小林茂夫さん(79)は、福島の原発被害は今も続いており、再稼働は認められない、などとする安倍首相への申し入れ文書をマイクで読み上げ、日本大使館に手渡しました。東京電力には、原子力事業の中止や事故の責任を取ることを求める文書を提出しました。

 ロンドン在住の見形プララットかおりさん(40)は、「以前は原発の危険性を考えたことはなかったが、福島の事故を見て、何もしないのは次の世代への罪だと思った。月に1度は参加している」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2019年12月1日より転載)