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避難扉が開けられず・・柏崎刈羽原発、消防法など抵触

 東京電力ホールディングスは10月22日、柏崎刈羽原発(新潟県)の原子炉建屋などで、避難経路上の扉9カ所を密閉したまま開放できない状態にしていたと発表しました。東電は建築基準法と消防法に抵触していると判断し、新潟県柏崎市に報告しました。

 東電によると、2011年3月の福島第1原発事故を受けた浸水防止対策として、建物の外部に面した扉の隙間を埋める作業を実施。これに避難経路上の扉も含まれていました。今年10月の点検で発覚し、扉を開けられるようにしました。

 さらに同様の事例がないか建物内部の扉も調査した結果、機密性を高めるため5カ所で扉を密閉し開放できないことが分かりました。これらについては避難経路を変更して対応します。東電は今後も調査を継続します。

(「しんぶん赤旗」2019年11月24日より転載)