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美浜原発調査 関電データ不十分・・島崎規制委員長代理が会見

関西電力美浜原発(福井県美浜町)の現地調査を終えた原子力規制委員会専門家チームの島崎邦彦委員長代理は12月8日会見し、同原発東1キロに位置する活断層「白木(しらき)‐丹生(にゅう)断層」と原発敷地内の破砕帯(断層)との連動について「(関西電力が示している)データが不十分でまとめきれていない。来年の審査会合に電力が出してくるデータを専門家がどう判断するかだ。これで終わりではない」と述べました。

美浜原発敷地内9本の破砕帯のうち6本は1~3号機の原子炉建屋の下を通っています。関電は、白木‐丹生断層と美浜原発敷地内の破砕帯の運動と、敷地内破砕帯の後期更新世以降の活動性を否定する報告書を規制委に提出しています。

島崎氏は、「一種のもやもや感が残っている」と述べるとともに、敷地内破砕帯の活動性についてもボーリングの追加の検討が必要だという意見が、今回現地調査した専門家から出ていると説明しました。規制委は年明け以降、審査会合を開きます。

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