首都圏反原発連合(反原連)は10月25日、首相官邸前抗議を行いました。時おり冷たい雨が降るなか、参加者は、関西電力の役員が、高浜原発の地元・福井県高浜町の元助役(故人)から多額の金品を受け取ってきた問題の解明を求め「国会、関電追及しろ」「高浜原発今すぐ止めろ」などのコールを続けました。
コールとあわせ、官邸前、国会正門前で参加者がスピーチしました。
国会正門前でマイクを握ったさいたま市の男性は「関電の疑惑は、ただ1社の問題ではない。原発をめぐるお金の問題だ。政府、国会に真相究明を求める声をあげ続けよう」と呼びかけました。
この日、経済産業相を辞任した菅原一秀議員の地元、東京都練馬区から参加した女性は「疑惑が事実なら、議員も辞めるべきです」と述べるとともに「原発を推進する安倍政権を退陣させるため、地域から声をあげていく」と語りました。
日本共産党の宮本徹衆院議員が国会正門前で「関電疑惑の追及、野党が共同提出した原発ゼロ法の実現へ全力を尽くす」とスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2019年10月26日より転載)