安倍政権の退陣や原発ゼロを求める集会が11月10日、国会正門前で行われました。野党国会議員や市民らがスピーチし、「市民と野党の共闘で原発ゼロ政権の実現を」と訴えました。主催は首都圏反原発連合です。
「すべての原発再稼働反対」「関西電力まじふざけんな」とコールをする参加者からは、関電をめぐる原発マネー還流疑惑の徹底追及を求める声が相つぎました。
主催者あいさつしたミサオ・レッドウルフさんは、「関電疑惑はまったく解決していません。私たちも追及のキャンペーンを展開します」と表明。「毎週金曜日に声をあげていきましょう」と呼びかけました。
有識者や著名人らが次つぎとマイクを握りました。映画監督で弁護士の河合弘之さんは、「関電疑惑によって、原発は汚いお金をつぎ込まないと建設も稼働もできないことを示しました」と強調。元経産官僚の古賀茂明さんは、「野党共闘を後押しして、次の国政選挙で必ず勝利しましょう」と語りました。
日本共産党から吉良よし子参院議員、立憲民主党から山崎誠、阿部知子(原発ゼロの会事務局長)の両衆院議員が参加。社民党の又市征治党首のメッセージが紹介されました。
吉良氏は、関電疑惑の国会での追及や、原発ゼロ基本法案を審議入りさせるために、「超党派で力をあわせていきます」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2019年11月12日より転載)