九州電力大分支社前(大分市)で2011年7月4日から毎日、「原発いらない」のプラカードを掲げて無言の抗議行動を続ける島田雅美さん(72)の「毎日スタンディング」が10月15日、3000日目を迎えました。
午前8時、この日も島田さんはいつもの日よけ用の帽子をかぶり、手には「原発いらない」のプラカードを掲げて立ちました。近くには賛同する仲間らが「子どもたちの命と未来を守ろう」などと書いたプラカードを掲げて並びました。午後には日本共産党の斉藤由美子大分市議も駆けつけて激励。参加者は12人に広がりました。
九電管内で稼働中の原発は定期検査中の1基を除き玄海(佐賀県)、川内(鹿児島県)両原発の3基です。
島田さんは「危険な原発はただちに止め、なくすべきです。関電の原発マネー還流のお金の出どころは税金であり電気料金であって、そのお金で原発は人の心まで支配してしまうものだとよく分かった」「福島の被災者たちの『原発さえなければ』『ほかのだれも同じ目にあってほしくない』との悲痛な叫びを忘れることはできません」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2019年10月17日より転載)