静岡市葵区の駿府城公園で１１月１７日、中部電力浜岡原発（静岡県御前崎市）の再稼働を許さない「ひまわり集会」（実行委員会主催）が開催され、１０００人が参加しました。

　実行委員長の林克・原発なくす静岡の会代表が、経団連会長の圧力があっても再稼働を許さないのは、私たちの署名運動の到達点だと説明。「世界では再生可能エネルギーが主流です。未来の子どもたちの世代へ安全な土地を残そう」と訴えました。

　政党から日本共産党の井上哲士参院議員、国民民主党の日吉雄太衆院議員が参加。井上氏は、関西電力の「原発マネー」還流疑惑を明らかにせず、「桜を見る会」など国政を私物化しておいて、再稼働するのは絶対に許せないと強調し、安倍政権打倒、原発ゼロの決意を述べました。立憲民主党からのメッセージも代読されました。

　県内で運動をしている人たちが発言。気候変動に危機感をもち活動している静岡大学生の神澤清さんは「地球を守るために一緒に声を上げよう。みなさんが若者を守ってくれたように僕たちも頑張る」と力説しました。

　芸人のおしどりマコ・ケンの両氏、反原発美術館館長の早川由美子氏もゲスト発言しました。

　参加者は集会後、繁華街で「浜岡原発再稼働反対」「子どもを守ろう」などと訴えパレード。沿道から手を振って応援する人が多く、子どもを連れてじっと見つめる姿もありました。

（「しんぶん赤旗」2019年11月18日より転載）