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原発マネー還流 告発を・・関電疑惑 市民らが東京で集会

「関電の原発マネー不正還流を告発する会」の集会で訴える中嶌哲演氏(中央)=2019年11月14日、東京都内

 関西電力の原発が立地する福井県高浜町の元助役から関電幹部らに多額の金品が還流していた「原発マネー」還流疑惑を多くの告発人を得て検察に告発することを目指して「関電の原発マネー不正還流を告発する会」が11月14日、東京都内で集会と会見を開きました。

 同会は、八木誠前関電会長らを特別背任、贈収賄、所得税法違反の疑いで告発するために、1000人以上の告発人を集めたいとしています。来月13日に告発することを目指しており、集会ではこれまでに720人から委任状が寄せられたと報告がありました。

 オール福井反原発連絡会代表の中嶌哲演氏は「関電トップの辞任で、幕引きにすることは許されない。世論が広がっていくことを願っている。さらに関電の7基の原発を止めさせる使命が私たちにはある。最終的にそこに持ち込みたい」と呼びかけました。

 告発人の代理人の河合弘之弁護士は「税務署の調査と内部告発がなければ、関電幹部はいまだに黙っていただろう。関電の設置した第三者委員会では限界があり、お茶を濁す結果になりかねない。告発によって検察の捜査が必要だ」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2019年11月15日より転載)