首都圏反原発連合(反原連)は9月6日、首相官邸前抗議を行いました。東京電力福島第1原発事故の刑事訴訟の判決(19日)が迫るなか、参加者は「被害者を切り捨てるな」「安倍政権は原発をやめろ」と声をあげました。
東京都新宿区の沢田良三さん(67)は「ここでの抗議が原発ゼロを求めるたたかいのベースになってきたと思う。一緒に原発ゼロを求める力を強めていきたい」と語りました。
この日は、福島原発刑事訴訟支援団、福島原発告訴団の人たちが駆け付け、支援団の佐藤和良団長がスピーチ。「復興」の名のもとに被害者への賠償や支援を打ち切っている安倍政権を批判し、「今までたたかってこられたのはみなさんのご支援のおかげです。これからも力を合わせていきましょう」と訴えました。
日本共産党の吉良よし子参院議員が国会正門前エリアでスピーチ。福島の現地調査について報告し、「国と東電に責任を果たさせ、原発ゼロを実現するために全力を尽くします」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2019年9月7日より転載)