首都圏反原発連合(反原連)は7月26日、首相官邸前抗議を行いました。参院選後の新しい国会で「『原発ゼロ法案』の審議を」と声を上げました。
参院選で、原発再稼働推進を公約に掲げた自民党は単独過半数を割り、改憲勢力も3分の2以下になったことについて、埼玉県和光市の中村昌子さん(67)は、「国民のたたかいの成果だ」と話しました。「改憲を急いでやるよりも、国民生活に関わることを優先すべきだという民意の表れ。『原発ゼロ法案』を審議してほしい」と話しました。
東京電力が福島第2原発(楢葉町、富岡町)全4基の廃炉方針を福島県に正式表明したことについて、東京都豊島区の男性(76)は、「第2原発の廃炉は当然のこと。東電は柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働もあきらめて、原発事故の収束や被害者支援に全力をあげるべきだ」と述べました。
参院選で再選を果たした日本共産党の吉良よし子議員があいさつし、「『原発ゼロ法案』を必ず国会で審議させる、原発のない未来をつくる、そのために全力をあげる決意です」と力を込めました。
(「しんぶん赤旗」2019年7月27日より転載)