首都圏反原発連合(反原連)は5月3日、首相官邸前抗議を行いました。「温暖化対策」「電力の安定供給」などといって原発の再稼働に突き進む安倍政権。参加者は「原発ゼロ、廃炉まで声をあげつづける」と訴えました。
東京都葛飾区の長谷川正史さん(42)は「安倍政権や財界がいう“温暖化対策のため”などというのは、再稼働ありきの立場を正当化する口実にすぎません。世界は再生可能エネルギーに踏み出しています。誰もがおかしいということが進められています。無関心ではいられません。こういう場で声をあげていきます」と話しました。
官邸前と国会正門前では、コールの合間に参加者がマイクを握りました。
国会正門前でマイクを握った女性は「憲法が定める言論の自由を使い、誰もが幸福に生きられる社会をつくるため、一緒に行動していこう」と呼びかけ。横浜市の男性は「私たちの力で、なにがなんでも原発のない日本を実現しよう」と力を込め、「関西から来た」という男性は「なかなか行動には参加できませんが、それぞれの場所でともに声をあげ続けましょう」と語りました。
この日は300人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2019年5月4日より転載)