首都圏反原発連合(反原連)は4月26日、首相官邸前抗議を行いました。温暖化対策のパリ協定を受けた政府の「長期戦略案」では原発推進を打ち出しています。一方、原発のテロ対策施設をめぐり、再稼働した原発の停止の可能性が出てきました。参加者は「すべての原発再稼働反対」の声をあげました。
国会正門前でスピーチした、さいたま市の男性は、財界などが「地球温暖化対策」「原発技術者の確保」などさまざまな口実をあげて原発の再稼働や新増設に固執していると批判。「原発推進勢力は、強力で強い執念で原発を動かそうとしている。私たちも負けず、粘り強くたたかおう」と呼びかけました。
この日は、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故から33年。抗議の冒頭、参加者は、事故犠牲者を追悼するため、黙とうしました。
350人(主催者発表)が参加。日本共産党の藤野保史衆院議員が国会正門前でスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2019年4月27日より転載)