首都圏反原発連合(反原連)は3月15日、首相官邸前抗議を行いました。日本共産党、立憲民主党、自由党、社民党が「原発ゼロ基本法案」を提出してから1年。一度も審議されないままです。参加者は「原発ゼロ(法案)を審議しろ」と声をあげました。
川崎市の男性(71)は「野党が法案として具体的な中身を示しているのに、審議しないなんてひどい。国会の場で堂々と議論するべきです。私たちは国会の外で声をあげて野党の背中を押したい。参院選もあるので、国民の声を無視する政治に決着をつけたい」と語りました。
国会正門前では、東京電力福島第1原発事故をめぐる刑事裁判、避難者への住宅確保支援の打ち切り問題などについて発言が相次ぎました。
横浜市の男性は「住宅支援は被災者の命綱です。加害者が被害者を追い詰めることがまかり通っていいのでしょうか」と憤りをあらわにしました。
この日、350人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2019年3月16日より転載)