首都圏反原発連合(反原連)は2月15日、首相官邸前抗議を行いました。東京電力は13日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内の燃料デブリへの接触調査を初めて実施。原発事故収束の見通しも立たないなか、原発の再稼働や輸出に突き進む安倍政権に対し、参加者は「安倍晋三は原発やめろ」「首相をかえて原発止めろ」と訴えました。
三重県から駆け付けた木村薫彦(しげひこ)さん(57)は「事故の収束もまだまだ分からない。事故のことも統計問題も政府は国民に本当のことを知らせない。官邸前抗議は本当のことを学べる場所です」と語りました。
国会正門前エリアでは、参加者がマイクを握りました。
川崎市の男性は、「安倍政権は被害者に寄り添わず、原発事故がもう終わったかのように偽っている。ウソとごまかしの政治を地方選、参院選で終わらせよう」と語るとともに、野党が共同提出した「原発ゼロ基本法案」の審議入りを求めようと強調しました。
さいたま市から参加した男性は、「原発はビジネスとしても成り立たないのに、安倍政権は輸出や再稼働に固執している。この政権を一刻も早く退陣させ、原発のない日本をつくろう」と呼びかけました。
この日、420人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2019年2月16日より転載)