首都圏反原発連合(反原連)は12月14日、首相官邸前抗議を行いました。「原発ゼロ」を求める圧倒的な民意を無視し、再稼働・輸出に突き進む安倍政権。冷たい風が吹くなか、参加者は「世界の流れに逆行し、原発に固執する安倍政権を倒そう」の声をあげました。
千葉県柏市の三浦恒紀さん(77)は、「国民が反対しているのに、再稼働を推し進める安倍首相のやり方は怒り心頭に発する。孫たちに原発のある日本は残したくない。だからこれからもここで声をあげていきます」。
埼玉県の男性は、臨時国会で自公などが強行した原子力損害賠償法改定について、「電力会社やその株主、メーカーの責任を免罪するものだ」と述べ、国民の声を無視する安倍政権を退陣させようと呼びかけました。
この日は、420人が参加しました。日本共産党の藤野保史衆院議員が国会正門前でスピーチ。世界で原発撤退の流れが広がっていることを紹介し、なりふり構わず再稼働に突き進む安倍政権を批判、「市民と野党の本気の共闘で安倍政権を倒そう」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2018年12月15日より転載)