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原発ゼロ実現しよう・・反原連が国会前集会

「原発なくせ」「再稼働反対」とコールする集会参加者=11月11日、国会正門前

 首都圏反原発連合(反原連)は11月11日、「原発ゼロ基本法案を審議せよ」「再稼働反対!原発ゼロの政権の誕生を」のスローガンを掲げ、「原発ゼロ☆国会前集会」を行いました。

 「許さない!原発再稼働」「とめよう東海第二原発」などのプラカードやのぼりを手にした2500人(主催者発表)が駆けつけ、「原発ゼロを実現しよう」のコールを秋空に響かせました。

 原子力規制委員会が運転開始から40年となる日本原電東海第2原発(茨城県東海村)の延長を容認するなど、安倍政権の原発再稼働路線が国民との矛盾を広げています。

 主催者あいさつしたミサオ・レッドウルフさんは「原発が日本の総発電量に占める比率は2%にとどまっており、私たちの運動が押している状況だ」と強調。「来年は参院選がある。一部の既得権益のために原発を推進する安倍政権を倒そう。頑張る野党を私たちも支えていこう」と呼びかけました。

 日本共産党、立憲民主党、社民党、自由党の代表が登壇。共産党の吉良よし子参院議員は「継続審議になっている原発ゼロ基本法案を必ず成立させよう」と述べ、他の野党からも「野党が政権をとって必ず原発のない日本を」などの声があがりました。

 市民連合の中野晃一・上智大学教授、環境団体「FoE Japan」の満田夏花事務局長らがあいさつしました。

 東京都豊島区から参加した男性(72)は「東海第2原発の延長も九州電力の太陽光発電の出力抑制も、根っこには安倍政権の政策がある。強引な政権だからこそ、私たちはしっかり手をつないで声をあげ続けたい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2018年11月13日より転載)