11月1日午前6時半ごろ、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の敷地内で、地下にあるトンネルから煙が出ているのが見つかりました。トンネル内で非常用電源と7号機をつなぐケーブルの継ぎ目が一部溶けていたことから、柏崎市消防本部は火災と判断しました。同本部によると、現場では直径4センチほどのケーブル3本が約30センチにわたって焼損しているのが確認されました。原因については調査中としています。
東電は同日午後、記者会見を開き、電力ケーブルの継ぎ目で電流が過大になり、発熱したことを明らかにしました。このケーブルは、普段は使用していませんが、7号機内での作業のため、9月7日から通電していました。2016年に敷設して以降、目視点検はしておらず、トンネル内に消火設備もないといいます。法令違反はないとしています。
(「しんぶん赤旗」2018年11月2日より転載)