「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」は26日、四国電力が狙う伊方原発3号機(愛媛県)の再稼働への抗議行動を衆院第2議員会館前で行い、参加者は「すべての原発をなくそう」と訴えました。
同実行委員会の井上年弘さんは、伊方原発が九州・阿蘇山の噴火、中央構造線や南海トラフ地震の危険にさらされた原発だと指摘。「再稼働すれば廃棄物をさらに積み増すことになる。再稼働や核燃料サイクル、輸出に反対する声をあげよう」と呼びかけました。
日本共産党の藤野保史衆院議員も参加してあいさつ。北海道胆振東部地震での「全道停電」、九州電力による太陽光発電の出力抑制に触れ、「安定供給を妨げる一極集中の危険、原発への依存が再生可能エネルギーの普及を妨げることが明らかになった」と指摘。野党が共同提出している「原発ゼロ基本法案」を成立させて、「原発ゼロの日本を一緒に実現しましょう」と訴えました。
参加者がリレートークし、東海第2原発の運転延長への抗議、福島原発事故の刑事裁判への傍聴などを呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2018年10月27日より転載)