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国・東電にもの言う知事を・・福島県知事選あす投票 町田候補で復興

握手する町田かずし知事候補=25日、福島県伊達市

 28日投票の福島県知事選で、「みんなで新しい県政をつくる会」の町田かずし知事候補(日本共産党県委員長)は、県民本位の復興を訴え、共感を広げています。

 町田候補は最終盤の訴えで、毎年700億円をつぎ込む現職知事肝煎りの「イノベーションコースト構想」の大型開発を批判。南相馬市原町区の77%の事業者が「効果がなかった」という直近の報道を紹介し、暮らし・福祉を後回しにする県政からの転換を訴えました。

 福島市の70歳の男性は「私には構想はよそ事です。そんな開発より、復興というなら被災者の生活再建を進めてほしい」と語りました。

 町田候補は「原発ゼロを発信できる県政、暮らし・福祉を応援できる県政を」「県民の立場で安倍政権にはっきりものが言える県政をつくろう」と訴え、現職知事との違いを際立たせています。

 原発事故で帰還困難区域になっている浪江町津島地区から兵庫県三木市に避難している菅野みずえさん(66)は「こんなにひどい目に遭っても、国や東電にものが言えない知事ではダメです。きちんとものが言える知事が必要です」と期待を寄せました。

(「しんぶん赤旗」2018年10月27日より転載)