首都圏反原発連合(反原連)は28日、首相官邸前抗議を行いました。大分地裁が、四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを求める仮処分申請を却下したこの日、参加者はプラカードなどを手に「再稼働反対」「伊方原発そのまま廃炉」と声をあげました。
官邸前は、国民の願いを無視した原発再稼働への怒りの声であふれました。川崎市の片平尚良さん(70)は、「大きな地震が発生するなど、万が一にも事故がおきればとんでもないことになる。避難計画にも問題がある。伊方原発3号機を再稼働してはいけない」。
船橋市の田中豊さん(66)は、「政治が変わらないと原発はなくならないと痛感しました。安倍政権は、次の世代のことを考えていない。これ以上、日本の政治を任せられません」と訴えました。
日本共産党の吉良よし子参院議員が参加し、スピーチ。福島第1原発事故すら収束していないのに、伊方原発3号機の再稼働など許されないと強調し、「みなさんと思いは同じです。原発のない社会、故郷を取り戻しましょう。私も全力で頑張ります」と呼びかけました。
この日は、600人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2018年9月29日より転載)