首都圏反原発連合(反原連)は7月20日、首相官邸前抗議を行いました。日本に使用済み核燃料の再処理とプルトニウム保有を認める日米原子力協定が17日に自動延長。原発再稼働や破たんした核燃料サイクルに固執する安倍政権に対し、「再稼働反対」「原発やめろ」と訴えました。
さいたま市の石原陽子さん(72)は「高速増殖炉『もんじゅ』廃炉が決まり、再処理工場も完成しない。“原発はだめ”という声を広げ、原発も核燃サイクルも止める。私たちの未来への責任です」と力を込めました。
国会正門前エリアでは、核燃料サイクルからの撤退を求める声が相次ぎました。川崎市の男性は「高速炉は廃炉、プルトニウムとウランを燃やすプルサーマルも行き詰まっている。すでにこの道は破たんしている」と強調。野党が共同提出した「原発ゼロ基本法案」の審議に応じなかった与党を批判するスピーチもありました。
550人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2018年7月21日より転載)