首都圏反原発連合(反原連)は3月16日、首相官邸前抗議を行いました。東京電力福島第1原発事故で避難した被災者が起こした訴訟で、京都地裁、東京地裁が相次いで国・東電に賠償を命じたのを受けて、「安倍晋三は原発やめろ」「原発やめて首相もやめろ」と声をあげました。
冷たい雨が降るなか官邸前と国会正門前には市民が次々に列に加わり、参加者のコールが包みました。
東京都東村山市の男性(73)は東京地裁など一連の判決について「原発事故や避難した人たちの実態、事実に基づく判決だ」と強調。「安倍首相は再稼働と福島の切り捨てを進めている。こんな政治を変えるため、これからもここで声をあげます」
国会正門前では参加者がスピーチ。川崎市の男性は、「東京地裁判決は、国・東電の責任を明確に断罪した」と語りました。
この日、2000人(主催者発表)が参加。日本共産党の武田良介参院議員が国会正門前エリアでスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2018年3月17日より転載)