日本原子力研究開発機構は1月6日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、職員のパソコン(PC)1台がウイルスに感染し、情報が外部に漏えいした可能性があると発表しました。PCにはもんじゅの運転管理に関するデータは含まれておらず、原子力機構は安全上重要な情報の漏えいがないことを確認したといいます。
原子力機構によると、もんじゅの当直職員が2日、発電課内で使用するPCで動画再生用のフリーソフトを更新しようとしたところ、別の不審なサイトに接続されました。その際、ウイルスに感染し、データが外部に送信されたといいます。
PCには課内の訓練や会議に関する資料などが入っていました。
原子力機構は同じソフトを導入したPCを約300台使用していますが、当該の1台を除き、ウイルスに感染したPCはないとしています。