首都圏反原発連合(反原連)は11月24日、首相官邸前抗議を行いました。日本原子力発電(日本原電)がこの日、来年に運転開始から40年となる東海第2原発(茨城県)の20年延長を原子力規制委員会に申請。老朽原発の運転延長を狙う、日本原電や安倍政権に「東海第2(原発)このまま廃炉」などの声を突きつけました。
神奈川県大和市の男性(64)は「東海第2原発は東日本大震災で過酷事故寸前の事態になった。しかも老朽原発だ。原発の危険性はもう明白です。原発の危険も何万年も続く核のゴミの問題も押し付けてはなりません。私たちの手で原発を止める」と語りました。
国会正門前エリアでは、参加者がマイクを代わる代わる握り、東海第2原発の運転延長に抗議するスピーチをしました。川崎市の男性は、「福島原発事故の被害や苦しみを語り、“原発ノー”の国民の意思をはっきり示していこう」と呼びかけました。
この日、500人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2017年11月25日より転載)