首都圏反原発迎合（反原連）は10月27日夜、首相官邸前抗議を行いました。参加者は、国民の声を聞かずに原発推進の姿勢を続ける安倍政権に怒り、ドラムの音にあわせて「原発やめて社会を守れ」「安倍はやめろ」とコールしました。

　官邸前には、「原発がなくなる日まで声をあげ続けます」と語る人びとが、ねばり強く参加し続けています。

　東京都墨田区の伊藤真理子さん（79）は福岡県出身。戦後、各地を転々とし、広島にも約40年住んでいました。「広島では、反核運動にも参加しました。核兵器や原発と人類は共存できません」。官邸前抗議には、2012年から参加しています。「この場所に、来たくても来れない人もいます。だから、私はここで声をあげ続けたい」と語りました。

　「バスがなくなっちゃうから、いつも最後まではいれないの」と話す女性（79）は、神奈川県葉山町に住んでいます。「選挙で慌ただしかったけれど、大切なのは自分で考えて行動すること。私はぶれずに『原発ゼロ』を掲げ続けます」と話しました。

　この日は、６５０人（主催者発表）が参加しました。

（「しんぶん赤旗」2017年10月28日より転載）