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熱水かかりやけど・・福井 高浜原発の50代作業員 & 福島第1作業員・・帰宅中に倒れて病院で死亡確認

熱水かかりやけど・・福井 高浜原発の50代作業員

 関西電力は9月1日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町、いずれも営業運転中)で、50代の協力会社の男性作業員にポンプ内の高温の水がかかり、やけどを負ったと発表しました。男性は約3週間の入院が必要と診断されました。水は消火栓からくみ上げたもので、放射性物質は含まれていないといいます。

 関電によると、8月20日午前11時10分ごろ、高浜原発敷地内の屋外で可搬式ポンプのホースが外れ、推定約30リットルの水が飛散しました。男性は長袖と長ズボンを着用していましたが、ポンプ内部の羽根車でかき混ぜられ水が高温になっており、顔や腹、両足などをやけどしました。

 ポンプは原発の新規制基準対応のために備えられた機器で、関電は当時、年1回の性能検査を終え後片付けをしていました。作業員はポンプの弁を閉める作業をしていましたが、弁が完全に閉まる前に別の作業員が電源を切ったため、圧力が加わりホースが外れたのが原因とみられるといいます。

(「しんぶん赤旗」2017年9月2日より転載)


福島第1作業員・・帰宅中に倒れて病院で死亡確認

 東京電力は9月1日、福島第1原発の敷地内のバス待合所前で下請け企業の男性作業員(40代)が8月31日に倒れ、搬送先の病院で死亡が確認されたと発表しました。

 東電によると、31日午後2時49分ごろ、作業を終えて帰宅する途中の男性がバス待合所前で倒れたところを発見されたといいます。心肺停止状態で、入退域管理棟の救急医療室で心臓マッサージとAED(自動体外式除細動器)による処置を受けました。午後3時36分ころ、救急車で南相馬市内の病院に搬送されました。

 東電は、既往歴を確認しており、作業との関連性は分からないとしています。

(「しんぶん赤旗」2017年9月2日より転載)