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福島第1 原発工事費水増しか・・清水建設 4000万円架空請求疑い & 福島第1 核燃料4体を不適切に保管

福島第1 原発工事費水増しか・・清水建設 4000万円架空請求疑い

 東京電力福島第1原発事故で、事故後の工事を行っている清水建設などの共同企業体(JV)が、作業員の人数を水増しし、約4000万円を架空請求した疑いがあるとして、同社は9月1日までに弁護士など外部の専門家を交えた内部調査を始めました。同社によると、社員が関与した可能性があるといいます。

 問題となったのは、1号機の原子炉建屋を覆うカバーの取り外し工事。清水建設などでつくるJVが東電から請け負っていました。

 関係者によると、清水建設の社員が2014年1月~16年11月、工事に関わった作業員

について延べ1500人分水増しした報告書を作成。東電に対し、作業員代約4000万円を架空請求した疑いがあるといいます。

 清水建設の話 事実関係を調査中。確認できた事実に基づき、適切に対応する。

 東京電力の話 現状では把握していないが、清水建設から話を聞きたい。

(「しんぶん赤旗」2017年9月2日より転載)


福島第1 核燃料4体を不適切に保管

 東京電力は8月31日、福島第1原発の敷地内にある使用済み核燃料の容器に、安全に保管できるか検討していない「回収ウラン燃料」4体を収めていたと発表しました。検討に時間がかかるため容器から取り出す方針。

 問題の燃料は1991年まで3号機で使われ、事故後の2013年に「乾式キャスク」という保管容器に入れられました。

(「しんぶん赤旗」2017年9月2日より転載)