東京電力は7月24日、福島第1原発3号機の水中ロボットによる格納容器内部調査(19~22日)で、溶け落ちた核燃料(デブリ)とみられるかたまりがあった箇所のほぼ上にある構造物にも、同様の付着物が確認できたと明らかにしました。公開された水中ロボットが撮影した動画で分かりました。
21日の調査で確認した圧力容器を支える台座内部の壁付近で堆積物が重なっているように見えた物体について、ほぼ上にある制御棒を動かす装置にも同様のものが付着しているのが確認されました。
東電の木元崇宏原子力・立地本部長代理は、同じエリアの底部と上部で、同様の形状のデブリとみられるものが確認できたとしつつも、同一のものかについては今後評価するとしました。
(「しんぶん」赤旗2017年7月25日より転載)