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東電福島第1原発 この1週間・・3号機 “透視技術”による炉の内部調査を開始

■5月2日 の把握に向けて、高エネルギー宇宙線を利用した“透視技術”による原子炉の内部調査を始めました(写真は測定装置の搬入作業=東京電力提供=4月26日撮影)。宇宙から降り注ぐ「ミュー粒子」が、デブリのような密度の高い物質にさえぎられる性質を利用し、原子炉圧力容器内部の物質量の大まかな位置が把握できます。評価結果が出るまで数カ月かかる見込みです。東電は、3号機の核燃料の多くは、事故で溶けて格納容器の床面に落ちているとみています。同調査は2015年に1号機で、16年に2号機でそれぞれ実施しました。

(「しんぶん」赤旗2017年5月7日より転載。見だし=山本雅彦)