北海道電力泊(とまり)原発のすべての原子炉が運転を停止して5年を迎えた5月5日。「泊原発再稼働するな させるな 北海道大行進」が札幌市中央区で行われました。約300人の参加者が大通公園から北電前まで力強く声をあげ、パレードしました。
Shut泊、道反原発連合、泊原発の廃炉をめざす会が共催。
札幌市北区で助産院を開業する嶋本幸子さん(68)は、3ヵ月の子どもの写真を持って「未来ある赤ちゃんに原発を残したくない」と話します。
出発に先立ち、集会で3氏が発言。Shut泊の川原茂雄代表は泊原発3号機が止まり1ワットも発電されていないと強調。「生活に不都合はあったか」と聞くと、参加者が「ない」と声をそろえました。
「めざす会」の常田益代代表は、世界の潮流が原発の廃炉、自然エネルギーヘの転換であり、日本は取り残されていると原発に固執する安倍政権を批判。反原連メンバーの樋榮
自由(ひえ・みずよし)さんは「北海道は5年間、原発のエネルギーなしで過ごしてきました。くらしや経済が成り立つことは示された」と訴えました。
ユニキタメンバーのラップ調のコールに「原発なくても電気は足りている」「すべての原発いますぐ廃炉」と唱和する参加者。市民や外国人観光客が次々カメラを向け、共感を示していました。
(「しんぶん」赤旗2017年5月6日より転載)