東京電力は1月24日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内部をカメラで調査する作業を始めましたが、先端部にカメラを取り付けたパイプを投入口から挿入できなかったと発表しました。同日予定していた作業を中止しました。
溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しに向けた事前調査として、東電は2月中にも原子炉圧力容器の直下までロボットを走行させる計画です。今回、通路となるレールに障害物がないかカメラで確認する予定でした。
2号機では、デブリのほとんどは、圧力容器内にとどまっているとみられますが、一部は圧力容器の底から落ちている可能性があります。ロボットによって、デブリの位置や形状などを調査します。
(「しんぶん」赤旗2017年1月25日より転載)