鹿児島県の「ストップ川内(せんだい)原発!3・11鹿児島実行委員会」の市民約50人は12月5日、県庁を訪れ、三反園訓(みたぞの・さとし)知事宛てに定期検査で停止した川内原発を再稼働しないよう九州電力に要請することを求める署名7万2854人分を提出しました。
署名は、知事が公約した「原子力問題検討委員会(仮称)」を早急に設置し、九電に対して委員会での結論が出るまで定期検査後の川内原発1・2号機を再稼働しないよう強く申し入れることを求めるものです。11月1日からわずか1カ月間で集めました。
参加者は「知事は再稼働を止める権限はないと言うが、県民の不安を受け止め再稼働するなという姿勢をとってほしい」と訴えました。
県庁で署名を提出後、同会は九州電力鹿児島支社を訪れ、瓜生道明社長宛てに川内原発を再稼働しないよう求める要請書と、熊本地震を受けて「原発ゼ口をめざす鹿児島県民の会」が呼びかけた署名、約7000人分を提出しました。
定期検査で停止している1号機は8日にも再稼働される予定。2号機は16日から定期検査に入る予定です。
(「しんぶん」赤旗2016年12月6日より転載)